もう過ぎちゃったけど12月18日、この日は俺にとってはちょっと特別な日で、まずはキースリチャーズの誕生日(別に俺カンケーないけどw)、そんで昔俺が店長やってたライドアウトというライブハウスのオープン日。
と、昔タイガーホールで働いてた健太郎さんの命日。
というか、タイガーホールも無くなって結構経つので、そろそろ知らない人も出てくる頃かもしれんが、西新宿にあったロフト系列のレコ屋です。
そこで働いてた健太郎さんは仕事終わると毎晩のように俺がバイトしてたシェルターに飲みに来てて、毎日のように会うし、さすがレコ屋だけあって音楽も色々知ってるし、あとは、イナカから出てきたばっかの俺に道を教えてくれたりw、「堀内くん、やばいブツが入ったんだけど」と言って、俺に○○○のブートをこっそり売ってくれたり(内心さっさと捌きたかったんだろうw)、すごいフレンドリーな人で、とても良くしてもらってた。
でも毎日のように飲んでるから、それもジャックダニエルみたいなハードリカーばかり飲んでるから、身体壊して死んじゃったんだけど。
健太郎さんがフェイバリットにあげるのはストーンズかジョニーサンダースで、奇しくもキースの誕生日に死ぬなんてな。
健太郎さんが亡くなった夜に健太郎さんの友達がシェルターに集まって偲んだんだけど、そんときの店長に「ホリは悲しいだろ。健ちゃん派だったからな」て言われて「え、そうなのw」て思ったけどw
まあ否定はしないけど。破滅的な人間に惹かれる気は多分にありそうだからw
俺がシェルターでバイトし始めの頃、下北251で東京ナイトキャバレーていう、タイガーホール石川さんとか中村達也がやってた夜中のパーティがあって、そこで中村達也とマックスさんて人が昔やってたFOADてバンドが復活するっていうんで、当時よく聞いてた中村達也のラジオでもマックスという人の名前はよく出てたし、これは行こまいと思ったんだが、そんときまだ251て行ったことなくて、オールナイトのイベントだし友達とかいないしビビってたら、そんときもシェルター飲みに来てた健太郎さんが「じゃあ一緒に行こうか」と言ってくれたのでついてった。
健太郎さんは「顔パスだからダイジョーブだよ」と言って、イナカのガキだった俺はなんかすげえな、と思った。
が、思いきり入り口で止められてたw
しかし、健太郎さんはマックスさんともマブダチみたいだったし、全て奢ってくれたし、251出るとき酒入ったカップ持ってそのまままたシェルター戻って、「こういうのいいんすかね」と気にする俺に「これが下北スタイルなんだよ」と飄々と千鳥足で行く様は、イナカのガキにはカッコよく思えた。
でも俺ももうイナカのガキでもないので、今でもカッコよく思うかつったら別にだがw、あの煌めくカンジの夜は忘れられない。
そして、どこの店のものかわからないようなカップを持って夜の街を徘徊する下北スタイルはしっかりと継承した。
ちなみにこのエントリーのタイトルのタイガーマスクていうのは健太郎さんがタイガーホールの人間としてレコ評とかコラム書く際の名前なんだけど、誰もそんな風に呼んでる人はいなかったw
「あれ俺が書いてるんだよw」ってよく説明してたもんなw