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ホリ袋

LIFE'S A GAS

赤松物語父親編 

今日は赤松くんが亡くなって一周忌の命日です。
といっても、俺が知ったのはその2日後とかなので、ピンとこないけど。
というわけで、今回は特別編ていうか、こないだ赤松くんの親父さんに会ってきた話を。

ことの発端は、リカという、赤松くんのグルーピー?wなのかなんなのか、そういう大阪の女がいて、彼女と別件でメールしてたら「赤松さんのお骨、まだ、赤松さんのお父様のおうちにあるらしくて10日にいってくるよー!」と、聞いたら一人で行くと言うし、知らんオッサンとこに一人で行くってコイツやべーなwとか、ヨソんちで厚かましくしないよう見張るために俺もついていったw
アンド、赤松くんの後輩的なメリメ(KOGAで働くナイスガイ)も誘って、3人で仲良く高速バスに拘束されて(ただ変換されて出てきたので使ってみたかっただけ)、千葉の館山まで向かった。

館山って俺はじめて行ったけど、なんかしなびた観光地でw、強引なカンジでヤシの木が植えてあったり、海もあるし山もあるし、程々にイナカで、なかなか好印象な町でしたw
そんで、館山駅に着くとすでにお父さんが迎えにきてくださっており、そういや俺もう随分昔、15年くらい前かな、一度だけお父さんに会ったことがあって、ちなみにそんとき赤松くんは親父に俺を紹介するとき「彼がホリー。フラレてばかりの」と紹介した。なんなんだよ、その紹介わwww、会ったことあったんだけど、なにせ昔のことだったから、どんな方だったか忘れてしまっていたが、会ったら思い出した。
「会ったら思い出した」って、まったく無意味だよなw

そんで俺らの紹介をするんだが、メリメは「メリメです」つったら「ちゃんとした名前は?」と先制ジャブをもらっていたw
しかし俺は「どうもお久しぶりです、ホリーです」つったら「ホリイさんね」と言ってたのできっと堀井雄二だと思っているだろうw

お父さんが運転する車で20分くらい?で自宅へ。
赤松くんから建築のデザインをやってると聞いてたし(ちなみに下北の今はなきイエローポップが入ってた建物も親父さんが手掛けた。「もう無くなっちゃったけど割りと最近までやってましたよ」と教えたら「随分長くやってたんだな!」と驚いてた)、ブログにも親父さんとこ行ったときの写真とか載ってたので知ってはいたが、オシャレな家だった。

古民家を買って、もう仕事も引退されて、少しずつ改造したり、庭をいじっていったりしたらしい。
街の喧騒を離れた山奥で猫と二人暮らしで、家庭菜園とかしてるし、絵に書いたようなヒッピー生活で(頭にバンダナ巻いてたしw)、本当にこういう生活もあるんだなぁ、とか思ってたんだが、ウチの親父もその気があるなと思ってたら、メリメの父親もそうらしく、男は皆そこに向かうんだろうかw

家もオシャレなんだが、俺らが着くと窓が開いてて、そこからナチュラルにサムクックとかが漏れ聞こえるという、まさにあいつの父親らしいオシャレな演出でw、なんというか、こういうところは親子だなと思った。
自分のパーソナルな空間を大事にし、演出する、というようなところが。

芝生がキレイに手入れされている庭にはブロックで作った窯があり、そこでバーベキューとかピザ焼いてくれるということで、薪を割ったり、火を燃やしたり手伝った。
メリメはすごい楽しい楽しい言いながらやってたので「向いてるんじゃない」とのせて全部やらせたw

そして、バーベキュー、ピザ、パスタ、サラダなど、すごいご馳走でもてなしていただき、どれも美味しく、俺こんとき親知らずが虫歯で、この次の日に抜かなきゃいけない状態でロクにメシが食えない状態だったんだけど、こんときのご馳走はそれも忘れるくらい美味しかった。
ちなみに次の日、親知らずは何てことなく、一瞬で抜けた。ありがとう!

で、やはりそう来ると思ったが「ワインもあるよ」とw
まあ俺は歯がそんなだったので飲まなかったけど、意外と親父さんも飲まず、あいつの父親にしては飲まないのかな、と思ったが、たしかにあいつの酒に向かう姿勢もかなり無理してる感があったからなw

大満足なランチを終え、コーヒーまでご馳走になり、最後に、隣に米蔵だった建物があり、そこを今改造してるということで見させてもらったが、まだ全然途中だったけど、結構広くて、人が来たら泊まれるようにするみたい。
出来たらまた遊びにきて、と言ってたのでみんなで泊まりにいこうぜw

そしてまた2時間半くらいかけてバスに揺られて帰りました。


と書くと、赤松くんあまり関係ない旅行になってるけどw、ちゃんとあいつのお骨にもお線香あげてきたし、何より、あいつの父親と話したりすることで、またあいつに触れることが、繋がることができたような感覚があった。
俺はお釈迦様の本来の教えに基づき偶像崇拝は無意味というところに達しているのでw、墓参りとかお骨とか言われてもな…と思ってたし、あいつはもういない、降っても来ないし、そこら辺にいるなんてこともない、と思ってたけど、こういうことでまたあいつを感じることもあるんだな、と。行って良かった。


親父さんの言葉で印象に残ったのが、「俺はロックはあまり聴かないけど、ロックは聴くもんじゃなくて、演るもんだろ?聴いても人迷惑なだけだけど、アレを中で浴びたらものすごい感動があるというのはわかる」と。
さすがだなと思ったよ。
あと、「音楽でも泥棒でも何でもカッコよさってあると思うけど、俺はあいつ(息子)の生き様をカッコいいと思ったことは一度もない。親子だからどうこうという感情もない」と言ってて、俺はあいつの友達だからね、何か言い返してやりたいと思ったけど、何も言い返せなくて、たしかにあいつの生き様がカッコいいかと言ったら…ねw
でも、今頃になって何が言いたかったのか、なんとなくだけど「カッコよさって確かに羨望だし、一生をかけてでも手に入れたい要素だけど、人を惹きつけるのはカッコよさだけじゃないですよ」ということだったのかな、と思った。

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[ 2016/10/14 ] DIARY | トラックバック(0) | コメント(0) このエントリーをつぶやく
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プロフィール

HOLLIE

Author:HOLLIE
最近埼玉古書組合に加入し、ネットで古本屋を営んでいます。
不要になった本、CD、DVD、レコードなど買取します。

過去の経歴
下北沢SHELTER~松本RIDEOUT~渋谷LUSHという3つのライブハウスを経て、その間プチ週末というパーティーを新宿LOFTで毎月開催したり、「JUNKSHOP」というライブイベントを不定期に開催していたが、それらの企画は現在休止中。
仕事が落ち着いてきたら、またボチボチやります。

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